さて、前回の続きです。
結論から申し上げます。
『相対評価』ではなく、『絶対評価』で
査定する事をお勧めします。
『絶対評価』というのは、学校で例えれば、
「80点以上の生徒は、全員、“最高ランクの成績”を付けます!」
と、約束をする事です。
「でも、そんな事をしたら、給料を払い過ぎて赤字になるのでは?」
と、心配されるかもしれません。でも大丈夫です。
『人事評価の点数が高い』という事は、すなわち『業績も向上している』
というのと、イコールになるよう設計をするのです。
すると、社員に払う給料は確かに高くなりますが、
売上も上がっているので、“人件費率”は以前と同じ、
または、「適正です」と言われる数値に改善できます。
つまり、
評価が高くなる → 給料が上がる → やる気が上がる → 業績が上がる
という好循環のサイクルを回す事ができるのです。