前回の続きです。
Bパターンを説明します。
B.コンサルタントがバランスを見てアドバイスをするパターン
“Bパターン”は、部門長が下した評価を、すべてコンサルタントがチェックし、
部門長ひとりひとりの甘辛の癖を把握します。
そして、部門長に対して、アドバイスをし、
調整をしていきます。
AとB、どちらのパターンでも良いのですが、
大事なのは、依頼したコンサルタントが、
甘辛調整をどのように行ってくれるかを
たずねて下さい。
「ていねいに行いますよ」と、言ってくれる場合、
その費用を必ず確認して下さい。
別料金のサービスだった場合、総額がハネ上がる
危険性があるからです。
しかし、金額がハネ上がるだけなら良い方です。
要は、支払った報酬に見合うだけの業績向上が
達成できれば良いのですから。
絶対に任せてはいけないコンサルタントは、
「評価者訓練」という名前の研修会を催し、
一般例としての評価のやり方を、一方的な
授業のみで終わらせようとする先生です。
どんな部門長でも、甘辛の癖は必ずあります。
そしてそれは、一般例を授業で習っても
習得できるものではありません。
実際に部下を査定し、周りの部門長たちと
バランス調整をしていかないと、
甘辛調整は不可能なのです。