2011年 1月17日
一昨日は、東京の田町で講演でした。
↑ JR 田町駅前
田町は私にとって、苦い思い出の土地です。
学生時代、柔道部に入っていたことがあり、
ここで試合がありました。
そして、 「試合開始3秒で負けた」という、
部の歴史を塗り替えた記録を持っています。
そのときはあまりの弱さに自分でも驚き、スゴスゴと
味方の陣営に戻ると、同じ部のメンバーから、
「オイ、次の試合、オマエの番だぜ! 早く行けよ!」
と言われました。
味方にも気づかれない、電光石火の速さで負けたことは
今でも自分の深い記憶に残っています。
柔道は高校時代、かなりスパルタで練習させられていましたが、
どこまでいってもメチャクチャ弱かったです。
黒帯を取ったあとも、白帯に負け、
味方からもあきれられていました。
「やれば何でもできる!」と言いますが、
私は信じていません。
極端な話ですが、いくらがんばっても、男は女になれません。
(「見た目」だけは女になれますが)
世の中には、「商売」・「音楽」・「英語」・「文才」など、無限に挑戦できることがあるので、
人間、できるだけ才能がある分野でがんばったほうがいいと思います。
私の場合、文章や講演は褒めてもらえることが多いのですが、
それほど頑張って練習したわけではなく、それなりに上達しました。
おそらくこの分野ではそれなりに才能があったのだと思います。
そんなことを体で教えてもらった、思い出深い土地、それが田町です。