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 今回も猛省キリギリスの8話(アブラムシの話)をお読みいただき、
 ありがとうございます。

 このページでは、8話についてのおまけ話をしたいと思います。

■アブラムシについて

 「アブラムシが好き!」そんな人は滅多にいないと思います。

 やはり、「害虫」という強いイメージがあるのでしょう。

 でも、アブラムシを捕まえてよく観察をしてみると、案外かわいい見た目をしています。

 とくに今回、ジャンクというキャラクターのモデルにした

 ゴンズイフクレアブラムシは、かなりかわいいです。

↓ ゴンズイフクレアブラムシ (東京都 東大和市)

ゴンズイフクレアブラムシ400s..jpg

動く雪だるまのような感じです

 

 このアブラムシは、比較的大型で、4mmぐらいありますから、

 肉眼でも細かいところがよく見えます。

 都心でも見ることができて、めずらしい種類ではありません。

 アブラムシがビッシリくっついている様子は、まるでロボットの大群のように

 見えるときがあるので、今回、アブラムシをロボットという設定にしました。

 

↓ ゴンズイフクレアブラムシの群れ

集団400s..jpg

  
上の写真の通り、アブラムシは、羽のあるタイプと羽のないタイプがいます

 

 通常は、羽のないタイプなのですが、エサがなくなってきたり、環境がわるくなると、

 羽の生えたタイプが生まれてきて、どこかに飛んでいき、生活する場所を移すのです。

 「じゃあ最初から、羽のあるタイプだけ生めば?」と思われがちですが、  羽のあるタイプは、羽のないタイプに比べて子どもを生む能力が低くなります。

 ですから環境がいい状態であれば、羽のないタイプの方が、子孫を残しやすいのです。

 

↓ 羽があるタイプのゴンズイフクレアブラムシ

羽400..jpg


■アリとアブラムシは友達か?

 よく、「アリはアブラムシの身辺警護をする代わりに、アブラムシから

 甘い汁をもらっている」と言われています。

 しかし、この表現は正確ではない可能性があるそうです。

 アリがアブラムシを守るのは、甘い汁を出す個体だけで、

 甘い汁の出が悪くなったら、食べてしまうことがあるそうです(笑)

 アリにとってアブラムシは、『お友達』というよりも、『家畜』

 と言った方が正確かもしれません。

↓ アブラムシは、アリの家畜か?! 

アリとアブラムシ400s..jpg

 しかし、これにもまたひとつの仮説があります。

 アブラムシは繁殖力が強いので、誰かがちゃんと数をコントロールしないと、

 エサ自体がなくなる危険性もあるそうです。

 ですから、個体数をコントロールする意味でも、衰えてきた個体は、

 食べてもらった方が、集団全体としては都合がいいとも言われています。

 ある種のアブラムシにいたっては、個体数が増えすぎると、あえて天敵の虫を

 フェロモンで呼び、ある程度食べてもらうそうです。

 アブラムシの世界も、意外と奥が深いと思いませんか?


■会話、バサッ!っと切っていませんか?

 今回キリ助が、「朝晩は、だいぶ涼しくなってきたね」と、ジャンクに話しかけたら、

 「秋ですから」と、身も蓋もない回答が返ってきて、会話が終了してしまう場面がありました。

 ジャンクの回答は、『事実としは正しい』のですが、会話としては成り立ちません。

 私も24歳くらいまでは、ジャンクと同じような回答をしょっちゅうしていて、

 よく会話をエンストさせていました 。(苦笑)

 学生時代、「マクドナルドとモスバーガー、どちらが好き?」という話で盛り上がっているとき、

 「齊藤はどっちの方がウマイと思う?」と聞かれて、「そんなの人の好みによるでしょ」とサラッ

 と答えて、場の空気が一気に氷点下まで下がった気まずさを、今でもよく覚えています。

 でも、会話をエンストさせている本人としては、「コイツら、何でそんな当たり前のこと

 聞いてくんの?」くらいの勢いなので、罪の意識はゼロです。(懺悔)

 こういうタイプの人は、偏見を恐れずに言えば、『理系の男』に多い気がします。

 偏見ながら、『理系人間』は『事実』が最も大事なので、『会話を楽しむ』という

 発想自体が希薄です。

 一見つっけんどんな回答に思えても、本人には、そのつもりはないのです。  (自己弁護)

 ですから、そんな人をあなたの近くで見かけても、温かく対応してあげてください。  私も気をつけてはいますが、今だにバサッと会話を分断して、反感を買うことがあります。

 さて次に、自分への反省を込めて、バサッと会話を切ってしまうことがある  人へのアドバイスです。

 まず大事なことですが、『会話には順番』があることを知りましょう。

 大事な用件があるときでも、いきなり用件からは入らないものです。

 最初は、天気の話や最近観たテレビの話など、あたりさわりのない会話で、

 雰囲気をつくってか ら、大事な用件を話します。

 ですから、最初の天気の話でバサッと切られてしまうと、(とくに女性は)

 大事な用件が話せなくなるのです。

 「天気の話なんてくだらねぇなぁ〜」と思ってしまったとしても、

 とりあえず話を合わせましょう。

 『会話の中身』としては意味がなくても、

 『雰囲気づくり』という意味では重要なのです。

 会話をバサッと切ってしまう人に、さらにもうひとつアドバイスです。

 『意味のない会話だけでも大事』なことがあります。

 人によっては、話している内容はどうでもよくて、話しているだけで、安心するらしいです。

 とくに女性はその傾向があるようです。

 だから、「今日、化粧品が安かった」とか、男の自分には

 まったく興味のない話でもちゃんと最後まで聞いてくださいね。

 彼女から電話がきたとき、間違っても、「何か用?」とか言ってはいけません。
 とりあえず聞いていれば、15分で終わる話も1時間の説教になります。(苦い思い出)

 相手は、用がなくても話したいのです。  それを頭だけでもいいので理解してあげてください。

 以上、『元 理系、技術職員が教える、理系男子のための会話マニュアル』でした!

 ……って、何だか理系男子も女性も思いっきり敵に回している内容に思えますが、

 過去の私を含め、ホントーにこうしたことがわからない人もいるので、

 誤解や偏見を恐れず、あえて極端に書いてみました。

失礼な言い回しがあったかもしれませんがどうぞ、お許し下さい。

■欠点は、あなたの魅力

 私たちは、ついつい自分の欠点を直そうとします。 

 私の場合、ちょこちょこ落ち込みますし、ときどきグチグチ言っています。

 会社員時代は周囲から、「グチは言わないで、前向きにならないと!」と

 檄を飛ばされることもよくありました。

 当時は、そうした欠点を直そうとしましたが、結局直りませんでした。  そして最近では、直す気すらなくなりました。

 比較的最近気づいたのですが、私は欠点が少ない人には、  少し近づきにくいのです。

 どこかに隙がある方が、近寄りやすいですし、何より相手の欠点に対しても、  「ま、いいか」という気分でいられます。

 自分が完璧になろうとすると、自分も追い込まれますし、  相手の行動や態度にもイライラしがちです。

 ですから、周りに大迷惑をかけることがない範囲なら、

 そこそこ欠点がある方がいいと思うのです。

 ちょっと古い話ですが、「記憶の長嶋。記録の王」という言葉があります。

 これは野球の記録としては王さんの方が優れているものの、

 記憶としては長嶋さんの方が鮮明に残っているという意味です。

 王さんは記録も偉大ですが、人間的にも立派でした。  だから周りの人がつけいる隙がなかったような気がするのです。

 一方長嶋さんも、名選手には違いないですが、飛行機に乗っているときに、

 「さすがファーストクラスは速いねぇ」と真顔で言ったなど、真偽はともかく、

 コメディアン以上におもしろいことを言う方です。

『野球では名選手でも、それ以外ではカンペキではない』

 長嶋さんの場合、この落差が多くの人から愛された理由のように感じます。

 ですから私たちも、得意な面はうんと伸ばす方がいいですが、苦手なものは、

 周りの大迷惑にならない範囲でなら、放置をしてもいいのかもしれません。

 逆に頑張って苦手を克服して、どれも平均的な能力になってしまうと、  それこそ面白味がない人間になるような気がするのです。

 さぁ!私と一緒に、欠点を放置しませんか? (笑)


■探し物は足下にある

 「自分探しに外国へ」。これは全然悪いことではありません。

 でも、旅に出なくても自分は見つかると思っています。

 それこそ、自宅でも見つかります。

 要は自分を見つけるには、自分を見つめる必要があると思うのです。  たとえば一例を挙げれば、

  ・ 自分は子どものころ、何が好きだったのか?
  ・ 自分は、どんなときに嬉しさを感じるのか?
  ・ 自分は、どんなときに怒りや悲しさを感じるのか?
  ・ 自分しか体験していないことは何であろうか?
  ・ 自分は過去、どんな失敗をしてきたのか?

 などがあります。

 これを組み合わせることが、楽しくて自分にしかできないことだと思うのです。

 今回キリ助は、『“歌”という自分が好きなもの』と、『人の役に立ちたいという欲求』、

 『過去のつまずきから学んだ教訓』の3つを組み合わせ、他の誰もが

 歌っていない分野で、オンリーワンの存在になろうと考えました。

 この3つは、すべて自分の内面にあるもので、外側にはありません。  だから自分を探すには、自分を見つめる必要があるのです。

 猛省キリギリスは、『人の役に立ちたい』・『虫が好き』・『ビジネス書が好き』という、

 私の3つの内面を組み合わせて、他の人には書けないものを書いています。

 また私は、「会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ」という本を出しています。

 この本も、『人の役に立ちたい』・『なぜか乗せられたマグロ船で、仕事に役立つ考え方を

 教わった』・『ビジネス書が好き』という、自分の中にある3つのことを組み合わせて、

 私にしか書けない本を書きました。

 ですから大ざっぱなイメージですが、自分の中にある3つくらいのことを組み合わせると、

 自分がやりたくて、かつ自分にしかできないものが見えてくると思います。

 この自分の中にある3つを組み合わせる方法は、仕事でいきなりは試しにくい場合、  まずは趣味など、プライベートな部分で使ってみてはいかがでしょうか?

 毎日が、今よりもちょっとでも自分らしく充実したものになることを祈っています。

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