猛省キリギリスの5話(ハエのお話)も読んでくださいまして、
ありがとうございます!
ここでは、5話についてのおまけを書いてまいります。
■神様になっている虫
今回、ベルゼブブと呼ばれる、ハエの神様を登場させました。
しかし、私の知識の範囲では、虫が神様になっていることは
あまり多くないようです。
日本では、玉虫やトンボなど、縁起物にはなっていますが、
神様になっている虫は聞いたことがありません。
↓ 玉虫
『タンスに入れておくと着物が増える』と言われる、縁起のいい虫です。
でも、うちには効果はありませんでした。
「昆虫 この小さきものたちの声 虫への愛、地球への愛」ジョアン・
エリザベス・ローク(著) 甲斐理恵子(訳)〔日本教文社〕によれば、
ロシアとフランスの一部では、ゴキブリを守護霊として扱う習慣が
あって、家にゴキブリが出ることを喜ぶそうです。
■ハエの羽
昆虫は、羽が4枚あると習ったと思いますが、
ハエの仲間は、羽が2枚です。
残り2枚は退化して、虫ピンのような形になっています。
平衡感覚を司る、センサーの役目などがあると言われています。
↓ 退化した羽(青い丸の箇所)
『平行棍』と呼ばれています
■虫の感覚器
5話の中でお話した通り、ハエは手で味覚を感じています。
現在分かっているハエが感じ取れる味は、「糖分」、「塩分」、
「二酸化炭素」などだそうです。
「二酸化炭素」を味で感じるというのは、
人間にはよくわかりませんね。
二酸化炭素がたくさん発生するような場所には、ハエが好きなエサ
である微生物が多くいることが多いので、二酸化炭素を味で感じ
られるようになっていると言われています。
↓ 手をすりすりするのは、味覚センサーの掃除のためと言われています
『変わったところに感覚器がある』というお話で言えば、
コオロギにいたっては、前足に耳があります。
↓ コオロギの耳(赤い丸の部分)
人間からするとちょっと変に感じますが、そんな人間の耳は、
エラ(の穴)が進化したものと言われています。
ですから魚から見れば、人間のほうが「変な生き物」と
思うかもしれません。
■たくさん卵を産む虫
虫のなかで、もっとも多く卵を産む虫は、おそらくシロアリだと
思います。アフリカに住むオオキノコシロアリは、毎日3万個も
卵を産みます。
だからといって、すべてが寿命をまっとうできるわけではなく、
途中で死ぬ個体も多くいるようです。
■人のアドバイスを聞く態度
・アドバイスを聞くのは、一見ムズカシイ
本来、人にアドバイスをするときは、相手の状況や立場を
よく知った上で伝えるのがいいと思います。
しかし、それは理想であって、現実には相手のことを深く考えず、
思いつきのアドバイスをするケースがほとんどのように感じます。
ですから、「こうすればいいじゃない!」、「何で、こうしない
んだ!」というような、上から目線で思いつきのアドバイスを
され、「できない理由があるのに……」と、嫌な思いをした
人も多いのではないでしょうか?
でも、「そんなのはできません!」と、正面きって反論をして
しまうと、アドバイスをしてくれる側は、「この人には言っても
無駄だ」と思われ、だんだんアドバイスをしてくれなくなるでしょう。
他人のアドバイスを聞かず、自分の考えだけに固執してしまうと、
偏り過ぎた考えになってしまい、物事がうまくいかなくなる
可能性があります。
たとえ思いつきのアドバイスであっても、何個かに1個は、
自分が見落としていた、いい意見があるものです。
まとめますと、物事をうまくいかせるためには、他人のアドバイスが
必要ですが、他人のアドバイスを聞くには、『たくさんの的外れな、
上から目線のアドバイスに耐える精神性が必要』です。
ですから、アドバイスをたくさんもらうには、
精神を強く鍛える必要があるのです!
……とは、私は思っていません。
・的はずれなアドバイスに、心が折れない精神性を身につける方法
たくさんの的外れな上から目線のアドバイスに耐えるのに一番有効
なのは、『アドバイスのほとんどは、自分には使えない』と、
最初から割り切っておくことだと思っています。
そうすればアドバイスをしてくれた人に対して、「なんで、あの人は
自分のことをわかってくれないんだ?!」とイライラしたり、
悲しくなるようなことは相当数減らせます。
私はゴキブリ、ナメクジ、シロアリなど、一般的には
害虫と言われる虫を飼うのが好きです。
↓ ゴキブリの飼育ケース
いっぱいいます
おかげさまで周りの人からは、奇人変人扱いなため、自宅などは、
指をさされて「ゴキブリ ハウス」と呼ばれることもあります。
そんな状態ですから、「齊藤、もっとマトモになれ」という
アドバイスをたくさんされます。
ときには、1時間以上、諭されることもあります。
そんなとき、アドバイスをまともに受けていたら、相当なストレスが
たまりますし、途中で、「余計なお世話です!」と、怒り出して
しまうかもしれません。
でも、『アドバイスのほとんどは、自分には使えない』と最初から
割り切っておけば、とりあえず、「なるほど」と答えておいて、
「そうかー、この人はこういうふうに思うんだね。たしかに
そういう見方もあるなー」と、冷静に相手の言っている
言葉のみを理解することができます。
ですから、「自分の精神を頑丈にしよう!」などとは考え
る必要はなく、考え方をちょっと変えればすべてが解決するのです。
5話のコラムでも書いたように、自宅に帰ってはじめて、
「どれか使えそうなアイデアはあったかな?」と、
手帳を見返すくらいでちょうどいいと思います。
以上はお金も時間もかからずに、余計なストレスを
ためずにすむので、かなりオススメです。
◎参考図書
「昆虫 この小さきものたちの声 虫への愛、地球への愛」
ジョアン・エリザベス・ローク(著) 甲斐理恵子(訳)
〔日本教文社〕